スーパー耐久シリーズ第7戦 もてぎ500km耐久 ST4クラス 予選5位 / 決勝リタイヤ
■開催概要およびレース結果開催日 | 2008年11月8日(土)予選/決勝 |
開催地 | 栃木県茂木町「ツインリンクもてぎ」(一周4.8013 km) |
レース距離 | 500Km(105周) |
ドライバー | Aドライバー Takamori.com / Bドライバー 安達元気 / Cドライバー 藤田弘幸 |
車両名 | CARACOAT.SnowPeak.ERG.ED.DC5 |
レース結果 | ST4クラス 予選5位 / 決勝 リタイヤ(エンジンブロー:30周) |
参加台数 | 39台(決勝レース出走 39台、完走 33台) ST4参加台数:13台 |
観客動員 | 11月8日(土)5,100名 |
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11月7日(金) 占有走行
あっと言う間に一年が過ぎ、いよいよ最終戦『もてぎラウンド』がやって来ました。思えば、昨年の秋に友達のインテグラワンメイクレース車両にいたずら心で乗ってみたのがちょうど一年前。。。それまでレーシングマシンなんて乗ったことなかったんだけど、気軽に運転してみたら、全然乗れなくて、むちゃくちゃ悔しかった。
軽い気持ちでレーシングマシンを運転しただけなのに、『速く走れる乗り物』が『ボクのせい』で遅くしか走れない事実や、サーキットに行っても、『変なヤツが来た。。。。』と無視されたり、何度サーキットを走行してタイムを計っても、信じられないような遅いタイムしかでないし。。。。
なんか、よく分らないけど、『いろんな事実』が許せなかった。『オレは車に負けたくない。。。』と思ったのは事実。とにかく、レーシングマシンを手足の用に扱って、『人間』が『人間が作った機械』に勝つ優越感に浸りたい。と、単純な理由で2008年のレースを始めたような気がする。。。もしかして、ガンダムに乗るアムロも同じような気分だったのかなぁ?
大体、オレ、レースの始め方すら知らなかった。。。ライセンスが必要なのは知ってたけど、レーシングマシンって公道走れないのに、どうやってサーキットまで運べば良いの?とか、基本的な事、何にも知らなかったんだよね。。。
とにかく、海外に行った友達から預かったレーシングマシンを倉庫にしまって、ボーっと眺めているだけじゃ、ダメだ!と思い、2008年1月にツインリンクもてぎに通って練習始めたんだっけ???そんな、思い出のサーキットに1年ぶりに戻ってきました。一年前の自分より少しは成長できたんだろうか?
今年から始めた四輪レース。無我夢中で、シビックワンメイク、スーパー耐久、スーパーGTと合計15レースこなして、いよいよ今年最後のレース。自分自身の成長が少しでも感じられたら、それだけで幸せです。さて、いつもより、ちょっぴり、がんばってみますか!
今日は1時間の占有走行が3回予定されています。
ドライバーは3人なので、一人当たり1時間の練習があるのね。。。
■1本目(10:00〜11:00)
軽い気持ちで走り始めると、、、ちょっとマシンがヤレテル感じ。水温が低かったので、ラジエータ前にガムテープを張りにピットに戻ります。Bドライバーに伝言『オレ、練習走行あんま走らないから、準備しておいて』と声をかけ、20分間、マシンを労りながら軽ーく走ります。 タイムは2分16秒。まっ、そんなもんでしょ。レブまであと1000rpm以上あるし。。。残り40分は、久しぶりに復帰した安達選手が元気に練習走行してました!
■2本目(12:00〜13:00)
最初の30分はCドライバーの練習時間。その後、3〜4周走らせてもらいました。タイムは2分14秒。まだまだタイムは詰めれるけど、LSDの効きが弱いので、ヘアピンとかの立ち上がりでアクセルを踏めない。。。最近、車の構造をよーく勉強しているので、エンジニア的な思考だと、どうもタイムアタックできない。。。ちょっと遠慮気味に走行しておきますか。
■3本目(14:00〜15:00)
明日の予選に向けて、USEDタイヤでタイムアタックしてみます。タイムは2分13秒5.自分の中では、まぁまぁだけど、明日の予選には2分12秒台には、入れなきゃ勝負になんないので、若干不安ありのタイムで、練習終了でした。。。
11月26日(土) 予選
日曜日にオーバルコースでのエキシビジョンレースがあるので、今回は、土曜日に『予選』&『決勝』が行われます。予選は朝の8時から開始!とスケジュール的にハードですが、予選一発、気合入れてアタックしますかぁ!
昨日走ってみた感じだと、マシンのコンディションは正直イマイチ。。。ちょっとヤレテルかな?今年一年、毎週サーキットに通った結果、なんか、そーいうのが解るようになってきました。どうやらエンジンは岡山(レース)、SUGO(レース)、鈴鹿(Cドライバーの練習)を走行したままの状態らしい。。。
練習では、LSDのイニシャルがない感じだったので、アクセルの開け方に気を使っていたけど、予選のアタックラップだけは、別です。オレは走行前にイメージトレーニングするタイプなんだけど。。。実は2分12秒くらいしかイメージできない。。。なんとか予選アタックラップでは、レブまでギリギリ使ってアタックし、2分12秒台には乗せておきたいな!
昨日の夜、ミッションを積み替えてもらって一度も走行する時間がなかったので、いきなりの予選です。今回、予選アタック中にNewブレーキパッドにあたりをつける作業とミッションにあたりをつける作業をこなさなきゃいけないので、アタックは時間ギリギリの最後の一発で決めますか! それまで、なるべくフロントタイヤを使わないようにして、リアタイヤを暖めながら、予選計測15分をフルに使い切って、時間ギリギリにアタックします!
ワンメイクレースで今年練習してきた、予選の一発アタック、はたして上手くいくかな?
アタックラップ終了後、無線で、『12秒台乗った?』と聞くと、『乗ってないよ』と返答され、、、すげー落ち込んでピットに戻り、モニター観ると・・・あれ?『2分11秒9』だって・・・・あーーあ。落ち込んで損した。。。
結果、Aドライバー予選は7番手でした。予選結果はBドライバーとの合算なので、あとは30分後のBドライバー予選にお任せしますね! 予選総合結果は安達選手の頑張りで、5番グリッドを獲得です!
さて、午後の決勝レース:500Kmもがんばりますか!
あっと。その前にピッツウォークだ。。。
キャンギャルも今回は8名体制でした!
[スーパー耐久シリーズ2008 第7戦] DATE:2008-11-15 S耐【ロードコース】 公式予選 総合正式結果表 WEATHER : Fine COURSE : Dry Road Course 4.801379Km
Aドライバー予選通過基準タイム ( 総合 130 % ) 2'33.443 クラス別予選通過基準タイム ( Class ST-1 110 % ) 2'09.836 ( Class ST-3 110 % ) 2'15.757 ( Class ST-2 110 % ) 2'14.250 ( Class ST-4 110 % ) 2'22.139 Bドライバー予選通過基準タイム ( 総合 130 % ) 2'33.395 クラス別予選通過基準タイム ( Class ST-1 110 % ) 2'09.796 ( Class ST-3 110 % ) 2'16.729 ( Class ST-2 110 % ) 2'13.580 ( Class ST-4 110 % ) 2'22.432 |
決勝レース
スタートはローリングスタートですが、もてぎは、ビクトリーコーナーが狭いので2台並列走行で体制を整えるのは、結構難しいです。案の定、ST1クラスのトップはアクセルONのタイミングを駆け引きしています。先頭はあまり気にせず、フライングを取られないようにコントロールライン上でのポジションを調整して、いつも通り、落ち着いてスタートです!!
1コーナーに進入すると、1コーナーの外側と内側でスピンしてる車両が2台いる。。。さて、ST4のトップはどっちに逃げるの??それにあわせて、後続はポジション取り考えなきゃね。。。
みんな安全なラインに変更して、4クラスのトップ付近の車両は、横一列に並んじゃった。。。。あれ?3コーナーの進入は内側(左)が有利ですよね?ボク、右(外側)にしか逃げられなかった。。。無理矢理行けば、2位にジャンプアップも狙えたけど、先は長いので、とりあえず安全策で4位のポジションキープです。
2〜3周走ると、皆、落ち着いた感じで、各ドライバーは自分のポジションに合わせた走りに切り替えます。ボクも前を走るモデューロシビック と 後ろを走るJ’sシビックの距離を見ながら、LAPペースを調整します。
AGYインテグラの走りを見てるとJ−WAVEインテグラのペースに合わせて?なのか、決勝は、それほど速いペースではないみたい。。。できれば、アクセル全開で着いて行きたいんだけど。。。100周先のゴールに合わせて、ブレーキやエンジンと相談しながらペース配分して走らなきゃ。。。
とりあえず4クラスの4番手ポジションをキープして、しばらく走行しますか。。。
しかし、1度は引き離した5番手のJ’sレーシングが徐々に近づいてきました。
ヤバイな・・・こちらはエンジン労って、あんま回転、回していないんだよね。。。レブリミットまでエンジン回したいんだけど、このエンジン、レースまでに酷使して結構な距離を走ってきたエンジンなんだよね。とりあえず、壊したくないから、7500rpmシフトの8000rpmMAXで、淡々と走行しなきゃ、最後まで持たないでしょ。。。
特に、もてぎはブレーキにキツイからエンジンブレーキ使いたいんだけど。。。路面からの応力をもろにシリンダー&ピストン&クランクに掛けるから、エンジンブレーキはつかえない・・・。ホントは、追いつかれたくないから、エンジンぶん回して、逃げたいんだけど。。。レブを8000rpmに守って淡々と周回を重ねますかぁ?
ワンメイクレースで覚えた、エンジンブレーキをあんま使わないもてぎ攻略法を実行して、エンジン温存。でも、レース後半でブレーキがキツクなるから、フットブレーキも踏み過ぎないようにしなきゃ・・・ラインを大きくとって、ステアを速めに切って舵角で車速を落す走りでタイヤの減り具合を様子見しながらの走行。。。
そろそろ、タイヤもヤバイ。ST1車両行かせるタイミングで差を一気に詰められた。。。
左フロントのタイヤがキツイ。。。ブレーキも今までより、ちょと使おう。でも、こんな状態じゃ、時間の問題で抜かれちゃう?なんとかしかしないと。。。。耐久レースってスプリントとちがって妥協の運転の連続なのね・・・
申し訳ないけど、バックストレートだけ、ちょこっとブロック気味に走らさせてくださ〜い。ごめんなさ〜い。おもいっきりインに入り込まれたら、すぐに引きますから。。。ホントに少しだけで良いので粘らせてくださ〜い。お願いしま〜す。
J’sレーシング シビックとのバトルを数周に渡って行うも、やっぱ、こちらの分が悪い。。。
ボク、抜かれそう・・・・
でも、まだ、抜かれるのはイヤだから、抵抗しちゃう・・・・
ちょっとだけ、ブレーキ頑張ろう!
ここは、引かずに、ちょこっと被せて・・・っと。
なんとか、抑えました。。。。が、そろそろ無理ポ。
だんだん、バトルが激しくなってくるんだけど・・・・打開策は無いし。。。
あっ、ヤラレちゃいました。。。
抜きかえす、何か良い方法ないかな?と考えながらメインストレートを通過すると、J’sレーシングのサインボードにL8が見えました。ふーーん。もう少しでドラチェンなんだ。。。
じゃ、レブ守って、淡々と着いて行こう! 『ドラチェンの時間とタイヤ温存で、もしかしたら、また先行できるかもしれない。。。』 そんな事を考えながら、数周に渡ってJ’sレーシングの後ろを淡々と走行します。
30周目にメインストレート通過中、いきなりのエンジンブロー! 5速、7500rpm、水温65度で突然のブロー。なーーんの前兆もなかっただけに、ボク、かなり驚きました。。。オレ、シフトチェンジも何もしてないけど。。。。もしかして、エンジンライフ終了ですか?
ミラーで後ろみると、結構な白煙吹いてる。。。でも、火はでてないみたい。。。オイル漏れは大丈夫かな? ストレートの左側(レコードライン)から後方確認して、1コーナー手前のイン側の芝生までマシンを運びます。メインスイッチを切って、マシンから降り、マシンから出火していないか確認。どうやら白煙はマフラー(とオイル)かららしい。
特にオイル漏れもなさそうだから、エンジンの上回りかな? ボンネット開けても直せないので、おとなしくマーシャルの指示に従って、コースサイドに非難して、ピットまで歩いて戻りました。
皆様の暖かいご声援、本当にありがとうございました。
[スーパー耐久シリーズ2008 第7戦] DATE:2008-11-15 S耐【ロードコース】 決勝正式結果表 WEATHER : Fine/Cloud COURSE : Dry Road Course 4.801379Km
開始時刻: 11:58'43 終了時刻: 15:34'39 BEST TIME No. 28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 1'59.011 3/105 145.24Km/h 規定周回数:Class ST-1 73,Class ST-2 71,Class ST-3 70,Class ST-4 68 *PENALTY No.10 ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則 第28条4)A違反によりドライビングスルーペナルティを課した。 (裁定時刻 13:55) No.65 スーパー耐久シリーズ2008第7戦特別規則書第26条(ピットレーンの通過速度)違反により ドライビングスルーペナルティを課した。(リタイヤのため未消化 裁定時刻 14:06) |